2004年 株式会社paperboy&co.(現GMOペパボ株式会社)入社。ブログ等の事業責任者、電子書籍サービス子会社社長を歴任。上場プロジェクトも副社長として牽引。 2013年 取締役COOとして株式会社トレタに参加。2020年1月 株式会社コーチェットにCOOとしてジョイン。プロダクト開発責任者を担う。
本事例で得られること: コロナ禍でのリモートワーク体制への変化におけるSaaS管理 キーワード: 「リモートワーク」 「スプレッドシート管理からの脱却」 「シャドーIT検知」
株式会社コーチェットという会社で、3つのサービスを提供しています。 1つ目は社名と同じCoachEdというサービスです。CoachEdは、500名以上のスタートアップ経営者をサポートしてきたコーチェットが提供する、『人と組織を育てるリーダーになるためのコーチング習得プログラム』です。3ヵ月間、毎週約80分間のセッションを通してマンツーマンでコーチングを受けながら学び、クライアント自身の目標達成を目指すと共に、1on1等の現場で使える「リーダーのためのコーチングスキル」を身につけることができるサービスです。 2つ目のサービスがCoachEd Executive Coachingです。こちらは幅広い経験を持つプロのコーチが、経営者/リーダーの成功を願い、共に彼らの課題と向き合いながら成長のために最後まで伴走するエグゼクティブコーチングサービスです。問いかけを通じて、経営上の悩みや困りごとなどをテーマに、クライアントの思考や感情を整理しながら、目標達成を支援するサービスです。 3つ目のサービスがCoachEd for Teamsです。こちらは、対話を通じて、リーダー・チームを「在りたい姿」へと導くコーチングサービスです。リーダー同士の対話を通じて、「自社にとって、どのようなリーダー・チームが理想の姿なのか」を明確にしながら、チームコーチングやチームトレーニング(研修)を課題に応じて効果的に取り入れ、現状とのギャップを埋めるアクションプランを言語化・実行するのをサポートしています。 ちょうど会社設立から2年ほど経ちますが、これまでにスタートアップの経営層やマネジメント層、あるいは中小企業や大企業のマネージャー層にもご利用いただいております。 実は私自身、CoachEdのプログラムを受講した元修了生です。知り合いの友人からCoachEdがローンチされるタイミングで紹介していただき、興味があったので受講してみたのが最初の出会いです。その後、コーチェットの方からお誘いいただき、最初はコーチとして参画していたのですが、COOを任せたいという話になり、今に至ります。
創業のタイミングが2020年1月なので、創業間もないタイミングでコロナ禍となり、我々の事業もオンライン、リモートに切り替えを行う状況でした。それ以降、メンバーも増えていく中で、会社自体リモートに沿った体制で運営を行っています。 お客様とのやり取りについてもZoomを中心としたリモートの電話会議・テレビ会議で行っており、リモートで仕事をする為のソフトウェアが無ければ会社が成り立たない状態なので、いろいろなサービスを組み合わせながら試行錯誤しています。 SaaSでは、Zoom、Slackを、職種を問わず全員が利用しています。バックオフィスの方でもfreee会計やSmartHR、あとはクラウドサインやGoogle Workspaceを利用していますね。 私が入社した当時は、まだ人数が10名ぐらいの状況でしたので、スプレッドシートで誰がどのアカウントを持っているかを管理していました。しかしリモートでの運営や、社員以外の契約コーチへのアカウント付与も考慮すると、早いタイミングでスプレッドシートでの管理は行き詰まるだろうなと予想していたので、何か仕組みを考えないとな、と感じていました。
Adminaで特にいいなと思ったのは、シャドーIT検知の機能ですね。 他の部門のメンバーがSaaSをテスト利用している場合、例えば「これはデザインのツールだから、きっとデザイナーが利用しているんだろうな」と、ある程度は推測することができますし、課金のタイミングで連絡があるので把握することができますが、ちょっと試してみるというレベルだと連絡がないので、誰がどのSaaSを利用しているのか把握できない部分もあります。 シャドーIT検知機能で利用状況を把握することで、「無料のアカウントじゃなくて有料のアカウントにして使ってみたらどう?」というような、他部門とのコミュケーションのきっかけにできるかなと思っています。そのあたりの察知力が上がるというところが良いところだと思いますね。
吉田さんお気に入りのシャドーIT検知機能。SaaS利用のコミュニケーションのきっかけに。
会社の規模が大きくなりメンバーが増えてくるに伴い、入退社時における作業が自動化・パターン化されていくと便利だと思っています。あとは、SaaSにどれぐらい料金を支払っているかが事前にわかるようになるといいですね。アカウントごとの従量課金だと比較的簡単ですが、アカウントがアクティブかどうかで課金対象かどうかが変わるSaaSもあるので、それが事前に分かるといいなと思っています。(*コストの可視化については今後実装予定)
バックオフィスの部分にもっとSaaSやソフトウェアが入ってくるといいなと思いますね。特にバックオフィスで使うドキュメントのバージョン管理は、かなり手間がかかると思っています。ある会社では、法務の書類もGitHubで管理していると聞いたことがあります。ですが、専用のサービスではないので一定のリテラシーが要求されてしまいますよね。専用のサービスがもっとリリースされ普及することで、より便利になると思います。
最近、私が使い始めているサービスにSecureNaviというISMS取得支援のSaaSがあります。ISMSやPマークの取得ではかなり多くのドキュメントを用意する必要があります。ドキュメントも、ExcelやWordで作っていくことが多いと思うのですが、このSaaSの中にデータを入力すると、特定の様式の書類が自動で作成され、書類を一個一個ファイル管理する必要がないという部分が便利です。あとは、審査までに必要な様式や書類やデータを揃えるところで、現在どのくらい進捗しているのか、10%や20%とプロセスに従って教えてくれるところがいいですね。
株式会社コーチェット https://company.coached.jp/
コーチング習得プラットフォーム「CoarchEd」の他、エグゼクティブ向けコーチングサービス「CoachEd Executive Coaching」、チームコーチング「CoachEd for Teams」を提供
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