機能

リソース

連携

>

>

SaaS管理ツールとは?

SaaS管理ツールとは?

SaaS管理ツールとは?

HC

橋爪兼続

2023/07/25

SaaS管理ツールが必要とされる背景

SaaSはSoftware as a Serviceの略で、各種ソフトウェアサービスをインターネット経由で利用するサービスを指します。具体的にはG SuiteやSalesforce等があげられます。従来は、自社で環境をそろえるオンプレミスが主流でしたが、インターネットが普及したことにより、SaaSも普及してきました。SaaSでは、専用の機器を購入する必要が無く利用できるため、イニシャルコストが不要になります。このSaaSを管理するものがSaaS管理ツールになります。

SaaSは、インターネットに接続できれば利用できるため、リモートワークと相性が良くコロナ禍で一気に普及しました。しかし、SaaSを導入すると、システム管理者が想像している以上に多くのSaaSをユーザが利用することになります。これは、インターネットに接続するだけで、簡単に使用できるということが関係しています。そのため、実際にどの程度使用しているか正確に把握することは非常に難しくなります。そこで、重要なのはアカウントをどのように管理するかということです。少数であれば管理は簡単ですが、SaaSが普及した今となっては、今までの管理では手間がかかり手が回らない状態となりリスクが高まります。そこでリスクを低減しながらSaaS管理ツールを利用し、膨大な量のアカウントを簡単に管理できるようにします。

SaaS管理台帳テンプレート

SaaS管理台帳テンプレート

詳細はこちら

SaaS管理ツールのメリット

SaaS管理ツールのメリットは大きく3つあります。アカウント管理の効率化、コスト削減、セキュリティ対策の3つです。

アカウント管理の効率化

SaaSでは、それぞれのサービス毎にアカウントが必要です。そのため、人事異動等の度にアカウントの作成・削除が必要となります。少数であれば簡単ですが、社員数が増えると手間がかかり非常に面倒な作業となり、ミスも増えます。SaaS管理ツールを活用すると、各アカウントを一覧にすることが可能なものもあり、誰がどのSaaSを利用し、どのような権限を持っているかというのを可視化する事ができます。そのため、アカウント管理の効率化が期待できます。

コスト削減

SaaS管理により、アカウントを一覧にすることにより、不要なアカウントの洗い出しが可能となります。そのため、使用されていない不要アカウントが一目瞭然となります。 また、使用状況を確認することで、利用頻度が低いアカウントの継続の検討などが可能になります。このように無駄なアカウントを減らすことにより、コストを削減することができます。

セキュリティ対策

SaaSのアカウントが残存していれば退職者でもアクセスすることが可能となる為、不正アクセスのリスクがあります。また、シャドーITを把握することもセキュリティリスクの観点から必要となります。SaaS管理ツールを活用すると、退職者のアカウントの削除漏れを横断的に確認できたり、社内で利用されるシャドーITを検知できたりといったセキュリティリスク的な側面も可能になります。

SaaS管理ツールのタイプと選び方

SaaS管理ツールでは、何に主眼を置くかで2つのタイプに分けることができます。

1つめはSaaSとアカウントの管理に主眼を置くタイプです。これは誰が何のSaaSを利用しているかについて、適切な把握と処理を可能とし、管理効率の向上を目的に設計されています。アカウントの作成削除のみならず、ログイン状況、権限等の管理も可能とします。

2つめはSaaSに対する認証管理に主眼を置くタイプです。これはアカウントの効率化のみならず、シングルサインオンや二要素認証を実現することができる物です。これにより、たとえIDやパスワードが流出したとしても、これらのアカウントを簡単に利用されないようにできます。 このように、大きく分けると2種類あるので、自社の導入する目的にあったタイプのものを選ぶことが重要です。

SaaS管理台帳テンプレート

SaaS管理台帳テンプレート

詳細はこちら

SaaS管理ツールの比較のポイント

SaaS管理ツールを比較するポイントとしては、先ほどの2種類のタイプの他に以下のようなものを比較することが多くあります。

①対応するSaaS
SaaS管理サービスによって、対応しているSaaSが異なります。導入したのは良いけれども、自社で利用しているSaaSが対象外であったりということがないように事前に確認しましょう。しかし、サービス側もバージョンアップすることで、対応しているSaaSが増える可能性もあります。従って、対象になっていないからと諦めるのではなく、サービス提供ベンダに対応予定を確認することも重要です。

②アカウント情報の連携
SaaSアカウントの管理にあたっては、従業員、或いはIDマスターと呼ばれる社内に存在するマスターデータが必要になります。マスターとしてスプレッドシートのようなものが存在する場合、ツール側にアップロードすることでアカウント管理の元になるデータとして活用可能です。良いですが、しかしながら、SaaS管理ツールによっては、社内で利用されるマスターデータとなりうるクラウドサービスと連携できるものもあり、これを利用することにより、アカウントを常に最新の状態に維持することができます。

③コスト管理
SaaSも1つ1つのコストは小さいかもしれませんが、ユーザ数が多くなると、そのコストは膨大になります。管理ツールによっては、どのSaaSをどの程度使用しているかが個人単位で可視化できる物もあります。この機能を用いることにより、コスト最適化を図ることができます。 これらの他にもいろいろな機能があります。管理ツールを比較するときは、まずは何がしたいかという点をはっきりとさせ、必要な機能が網羅されているものかを確実に確認しましょう。

主なSaaS管理ツールの比較

国内ではSaaS管理をできるツールがいくつか存在します。 今回は、2022年09月時点 ITreview*の評価とコメントを参考に主なSaaS管理ツールをご紹介します。

*出典 : 【22年最新】SaaS管理のおすすめ13製品をユーザーレビューで徹底比較!https://www.itreview.jp/categories/saas-management#go-to-product-list

マネーフォワード Admina

①評価 : 4.2
②コメント数 :18件 
③製品紹介:
SaaS管理プラットフォーム「マネーフォワード Admina」を利用することで、クラウドサインのID管理が便利になります。 チャットワーク ユーザー追加、削除、外部ユーザー管理など、SaaSを一元管理を行うことができ、シャドーITを検知することができます。 誰がIDを持っているのか、どんな権限があるのか、退職者や契約終了した外部パートナーのアカウント削除漏れはないか、そのようなチェックや管理が簡単になります。
*US版はこちら

④お客様の声
a.良いポイント
マネーフォワードのAdminaの優れている点・好きな機能

  • サービス単位・ユーザー単位で利用しているSaaS利用状況を確認できるところ

  • 利用実績の可視化 その理由 ・1ユーザーにどれくらいライセンスをしているかをすぐに確認できるため

  • 簡単な初期設定の後、各SaaSにログインせずライセンス利用状況を閲覧できるため

  • ライセンスは付与しているもの実際の利用可否がわかることでライセンスの棚卸しが楽に行えるため

b.改善してほしいポイント 欲しい機能・分かりづらい点

  • メールアドレスを取得できないSaaSに対して従業員マスタと突合できるようにする機能 その理由

  • GitHubなど連携SaaSからメールアドレスが取得できず従業員マスタとの突合ができず、従業員単位でのライセンスの付与解除が効率よくできないため


ITboard

①評価 : 4.0
②コメント数 :13件 
③製品紹介:
ITboardは全社でのSaaS一元管理を実現し、可視化・コストの最適化・セキュリティ問題の改善をボトムアップ型で提案するSaaS管理プラットフォームになっており、情報システム部や総務経理部で今まで行っていた作業を簡略化するサポートサービスです。

  • SaaS利用コストの可視化
    利用中SaaSサービスと接続(自動・手動取込)し、ご利用中のSaaSの利用状況と利用料がダッシュボードで把握できます。全社・組織別・製品別で可視化が可能。登録方法はSAML認証を導入、ユーザー自身で簡単に登録が可能です。

  • SaaSアカウント運用の効率化
    SaaS製品別の利用率や未利用アカウントの発見ができます。これにより、過剰購入・重複利用を防ぎ、コストカットに繋げることが可能です。また不要なアカウントを発見し、アカウント削除も行うことができます。

  • SaaSの契約管理
    支出・更新日が近づいた場合にアラートが発生します。 SaaSの更新時に利用していない契約数を見直せるためコスト削減が可能に。また具体的なアクションに繋げられるよう多彩な軸によるクロス分析を行い、SaaS管理を最適化できるよう提案いたします。


④お客様の声:
1.良いポイント 優れている点・好きな機能

  • 管理部門が異なるSaaSも一元管理できる。

  • 機能追加、連携SaaSの拡大を随時行っている。

その理由

  • 連携未実装のSaaSについてもヒアリングしてくれ、今後のさらなるSaaS追加・機能追加にも期待。

b.改善してほしいポイント

  • 連携SaaSの中でも連携範囲に差異があるものが多いので、今後の連携範囲拡大に期待。

  • 棚卸の基準が非アクティブのみなので、ITboardユーザーではない担当者へのアラートや確認方法の拡張を期待。 (非アクティブだからといって、情シス担当の判断のみで削除できないケースが多い。)

SaaS一元管理ツールBundle

①評価 : 4.5
②コメント数 : 9件
③製品紹介:
BUNDLEは、SaaS一元管理ツールです。アカウント発行・削除の自動化が可能です。異動によるSaaSのアカウントの切り替えの自動化も可能です。 使われていないシャドーアカウントを発見し、セキュリティを高め、無駄コストを削減できます。

④お客様の声:
a.良いポイント
■優れている点・好きな機能

  • ワークフロー
    入退社や異動をトリガーに、連鎖的に各種アカウント発行や削除ができる

  • グループ   
    任意の条件に合致するユーザーに対して、各種アカウントを発行できる   
    逆に、条件に合致しなくなったユーザーは、各種アカウントを削除できる

  • UI/UX   
    単純に見やすい上に、自動化を意識しており、直接的に工数削減に効く   
    ドメイン内/ドメイン外のアカウント発行状況の可視化等も可視化される


b.改善してほしいポイント
■欲しい機能・分かりづらい点

  • 情シスの仕事の内、ID/アカウント管理業務は一部なので、デバイス管理等の他機能も今後追加してくれるとツールが1か所にまとめられてより便利になると思う

  • クラウドサービスの利用やそれに伴うID管理業務の爆発的な増加は、最近出てきた課題なので社内説明が効率的になるような資料やサポートももっと欲しい。


ジョーシス

①評価 : 4.1
②コメント数 : 4件
③製品紹介:
ジョーシスは従業員1名単位からSaaSの利用状況を捕捉できるSaaS管理ツールです。使いやすさと機能の充実度から、業種業態を問わず多くの企業で採用されています。従業員の入社に合わせて必要な、SaaSのアカウント作成のみならず、デバイスの調達段階からサポートされます。

④お客様の声:
a.良いポイント
PCキッティングだけでなく、調達からキッティング、郵送まで一貫してジョーシス内でお願いできるので働き方がリモートメインの弊社からすると非常にありがたいです。 良いなと思うポイントは、機能面はもちろんのこと、どんどん開発・改善していこうという姿勢と実際の早い開発スピード、そしてフォロー体制の充実度は嬉しいポイントです。 そのため、アプリ連携数もリリース当初よりどんどん増えてきており、メジャーどころはだいたいカバーできてきており、中小規模組織であれば充分機能するレベルのサービスという印象です。

b.改善してほしいポイント
プロビジョニング機能については、まだエラーが発生したりする場合があるため、安定化という点は今後期待しているポイントです。 ※ただしSlackの企業ごとの専用チャンネルがあるため、即連絡すれば対応いただけます。

メタップスクラウド

①評価 : 4.5
②コメント数 : 1件
③製品紹介:
メタップスクラウドは、SaaS利用状況の見える化やID管理により、SaaSアカウントの管理にかかる時間・コストの増大や、パスワード漏洩などのセキュリティリスクといった課題を解決します。これにより、企業はSaaSの導入がしやすくなり、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進をさらに加速することが可能です。

④お客様の声:
a.良いポイント メタップスクラウドは、まずUIUXが素晴らしいです。

バックオフィス系のSaaSは比較的地味ですが、こちらのサービスはデザイン性に優れてます。
また、利用する複数のSaaSを登録することで、利用状況やコストが一瞬で見える化出来ます。SSOもあるので、他のIDaaSを解約できコスト削減に繋がりました。

b.改善してほしいポイント
欲しい機能・分かりづらい点

  • PCやモバイル等の資産管理機能

  • 英語・中国語対応

  • 多様なプロビジョニング機能


SaaS管理台帳テンプレート

詳細はこちら

まとめ

SaaSの導入は簡単にできますが、それを適切に管理しないと無駄なコストが増大したり、セキュリティ面で問題がでてきたりします。そのために、適切な管理ツールを導入し、SaaSを管理しましょう。

よくある質問

SaaS管理とは何ですか?

SaaS管理とは、企業内で使用されているSaaS(サービスとしてのソフトウェア)のコストやアクセス権を一元的に監視・管理するためのツールです。このSaaS管理ツールを活用することで、各SaaSのコストや利用状況を効率的に把握し、最適化することが可能となります。

企業や組織が利用するSaaSは多岐にわたり、それを一元管理することは重要です。SaaSの利用状況を把握することは、効率的な経営判断のために欠かせません。そのためには、適切なSaaS管理ツールの導入が必要です。

SaaS管理ツールは、様々なSaaSアプリケーションの利用状況やアカウントの情報を一元化し、可視化する役割を果たします。適切なツールを選ぶことが、効果的なSaaS管理の鍵となります。導入数や利用状況を明示的に把握することで、組織はSaaSの適切な利用を促進し、コストの最適化やセキュリティ強化に向けた施策を展開することが可能になります。

クラウドとSaaSの違いは何ですか?

クラウドサービスは、インターネットを通じてアクセス可能なさまざまなサービスを指します。その中でも、SaaSは特にオンライン上で提供されるソフトウェアサービスを示しています。近年、ビジネスチャットから会計ソフトに至るまで、多岐にわたるソフトウェアがSaaSモデルでの提供が増えてきており、その利便性が高まっています。

SaaSとソフトウェアの違いは何ですか?

SaaSは、従来のインストール型ソフトウェアとは違い、ユーザー側での煩雑な保守や管理が必要ありません。その理由は、SaaSの基盤や運用は提供元が担当しているためです。従って、企業はSaaSを導入することで、システムの保守や管理に関する人材の確保やコストを大幅に削減することができます。

SaaS製品とは何ですか?

SaaS(サース)はSoftware as a Serviceの略で、ソフトウェアをユーザー側(クライアント)に導入して利用するのではなく、サービス提供事業者側(サーバー)で稼働しているソフトウェアをインターネットを介して利用する形式のサービスを指します。

SaaSツールとは何ですか?

SaaSツールとは、SaaSサービスを管理するために使用されるツールで、社内で利用されているSaaSのコストと権限を管理するために使われます。 これらのツールを使用することで、導入済みのさまざまなSaaSに関するコストと利用状況に関する情報を統合的に管理できます。

SaaS管理ツールは、複数のSaaSツールを一元管理するための仕組みです。このツールを導入することで、複数のSaaSツールの利用状況を把握し、業務の効率化を図ることができます。SaaS管理ツールは、複数のSaaSアカウントを一元的に管理し、各SaaSの利用状況やデータを統合的に把握できるようになっています。

SaaS管理ツールのメリットは何ですか?

SaaS管理ツールは、企業が利用している複数のSaaSのアカウントを一元的に管理し、面倒な発行や棚卸し作業を効率的に一括で行えるツールです。

一元管理とセキュリティ強化: SaaS管理ツールを使用することで、複数のSaaSアプリケーションのアカウントやアクセス権限を一元管理できます。これにより、セキュリティポリシーの適用やアクセス制限を効果的に管理し、セキュリティを強化できます。

利用状況の把握とコスト最適化: SaaS管理ツールは利用状況のモニタリングや分析を提供します。これにより、各SaaSアプリケーションの利用状況やコストを把握しやすくなり、無駄な利用やコストの削減が可能です。

契約管理の効率化: 各SaaSアプリケーションの契約情報や更新時期を一元管理することで、契約更新や変更のタイミングを見逃すことなく効率的に管理できます。

リソース最適化: 利用状況の分析を通じて、どのSaaSアプリケーションが最も活用されているかを把握できます。これに基づき、リソースの適正な割り当てや最適な利用方法を見つけ出すことが可能です。

スムーズなコミュニケーションと協力: SaaS管理ツールはコラボレーションを助ける機能を提供することがあります。これにより、チーム内でのコミュニケーションと協力が円滑に行えます。

アプリケーションの統合と効率化: SaaS管理ツールは複数のSaaSアプリケーションを一元的に統合し、効率的な利用を可能にします。ユーザーは一つのポータルから複数のアプリケーションにアクセスできるため、作業効率が向上します。

これらのメリットにより、SaaS管理ツールは企業が効果的にクラウドベースのサービスを活用する上で非常に重要なツールとなっています。SaaS管理ツールを導入することで、組織はクラウドベースのサービスやアプリケーションの効果的な管理・監視が可能になります。

SaaS管理ツールのデメリットは?

SaaS管理ツールを導入する際のデメリットとしては、導入にかかるコストが挙げられます。SaaS管理ツールは、導入しているSaaSの種類や社員数に応じてコストが変動しますが、一般的に導入コストがかかる傾向があります。また、SaaSの種類や利用する社員数が多いほど、導入による管理効率の向上効果が高くなる特徴があります。

SaaSの代表例は?

SaaSの代表例としては、以下のようなサービスがあります。

Microsoft 365 (旧Office 365): ドキュメント作成、メール、コラボレーションツールなどをクラウド上で提供するサービス。

Salesforce: CRM(顧客関係管理)を中心としたクラウドベースのビジネスアプリケーションプラットフォーム。

Google Workspace (旧G Suite): ドキュメント作成、メール、カレンダー、コミュニケーションツールなどをクラウドで提供するサービス。

Amazon Web Services (AWS): インフラストラクチャやコンピューティングリソース、データベース、ストレージなど幅広いサービスを提供するクラウドプラットフォーム。

Zoom: オンラインビデオ会議やコミュニケーションツールを提供するサービス。

Dropbox: ファイルの保存、共有、同期などのクラウドストレージサービス。

Evernote: ノートの作成、整理、共有が可能なノートアプリケーション。

Slack: チーム内コミュニケーション、ファイル共有、タスク管理などを行えるコラボレーションツール。

kintone: ビジネスアプリケーションの開発・運用ができるプラットフォーム。

Adobe Marketo Engage: デジタルマーケティングのための自動化、分析、顧客エンゲージメントを提供するマーケティングソフトウェア。

SaaSの問題点は何ですか?

SaaSの主な欠点として、ソフトウェアの機能が制限されることが挙げられます。 通常、SaaSはカスタマイズの自由度が低く、提供業者が提供する範囲外のサービスは利用できません。 このため、自社のニーズにぴったり合うSaaSを見つけられない場合、提供されるサービスの範囲内で運用や業務形態を変更する必要が生じる可能性があります。

SaaS型とASP型の違いは何ですか?

「ASP」と「SaaS」の略称の意味について、ASPは「アプリケーションサービス提供者」を指し、一方でSaaSは「ソフトウェア提供サービス」を意味します。要するに、ASPはアプリケーションサービスの提供者を指すのに対して、SaaSはソフトウェアそのものをクラウド上で提供するサービスを表します。

ソフトウェアとSaaSの違いは?

SaaSは、従来のインストール型のソフトウェアと異なり、自社での保守・管理がほとんど不要です。 SaaSの基盤は提供企業が担当し、保守・管理も彼らが行うためです。 社内でシステムをSaaSに移行すると、保守・管理のための人材確保が不要になります。

SaaSを導入する理由は何ですか?

SaaS導入による期待される効果として、まず業務効率の上昇が挙げられます。従来のアプローチとは異なり、クラウド上にデータを保存し、いつでもどこでもアクセス・利用できる環境が整います。このため、大幅な業務効率のアップが期待されます。また、ストレージ容量についての懸念も解消され、コミュニケーションツールなどが円滑に利用できる点も魅力的です。

SaaS管理ツールとは何ですか?

SaaS(Software as a Service)管理ツールは、複数のSaaSアプリケーションを効率的に管理するための重要なツールです。このツールは、さまざまなSaaSアプリケーションの一元的な管理を可能にし、効率的な利用を促進します。

多くの企業がこのSaaS管理ツールを導入しており、導入することで利用している複数のSaaSアプリケーションの効率化が図られています。さらに、これにより企業は適切なSaaSアプリケーションを選ぶ際にも役立ちます。さまざまなSaaSアプリケーションの導入数が増える中で、このツールは多くの企業によって利用され、SaaSアプリケーション同士の連携が可能となり、効率化が進んでいます。その結果、企業の業務効率が向上し、機能を最大限に活用することができます。

SaaSの有名企業は?

SaaS(Software as a Service)は、多くの企業が提供するクラウドベースのサービスであり、さまざまな分野で利用されています。以下は一部の有名なSaaS企業の例です。

サイボウズ株式会社(Cybozu, Inc.): サイボウズは、グループウェアやプロジェクト管理、ワークフローなどのビジネス向けクラウドサービスを提供しています。

Sansan株式会社: Sansanは、名刺管理をクラウド上で効率的に行えるサービスを提供しています。名刺データのデジタル化や共有を可能にしています。

株式会社ラクス: ラクスは、ビデオ会議やウェビナー、チャットなどのコミュニケーションツールを提供しています。
freee株式会社: freeeは、クラウド会計ソフトウェアを提供しており、経理業務を効率化するためのツールを提供しています。

株式会社スマレジ: スマレジは、POSシステムや売上管理、在庫管理などの小売業向けのクラウドベースのサービスを提供しています。

株式会社UPSIDER.: UPSIDER.は、営業支援ツールを提供しており、営業活動を効率化するためのクラウドサービスを提供しています。

Ubie株式会社: Ubieは、リモートワークやテレワークを支援するクラウドベースの人事労務管理システムを提供しています。

タイムリープ株式会社: タイムリープは、人材採用のプロセスを効率化するクラウドベースのサービスを提供しています。

これらの企業は、それぞれが特定の分野でSaaSサービスを提供することで、ビジネスプロセスの効率化や業務の最適化を支援しています。

SaaSの身近な例は?

SaaSサービスの一例として挙げられるものは、ビジネスチャット、Web会議システム、プロジェクト・タスク管理、オンラインストレージ、ERP、SFA・CRM、会計ソフト、勤怠管理などがあります。

SaaSとスマホアプリの違いは何ですか?

ビジネス環境では主にPCで利用される傾向がありますが、SaaS(Software as a Service)は既存のソフトウェア機能(例: メール、スケジュール管理)をインターネット経由で提供するサービスです。 皆さんはおそらくスマートフォンやタブレット端末でこれらのサービスを利用していることと思いますが、「スマホアプリ」として知られるものも実はSaaSの一形態です。

SaaSは何の略?

SaaSは「Software as a Service」の略で、サービスとして提供されるソフトウェアのことを指します。

日本のSaaSベンダーは?

日本のSaaSベンダーには、サイボウズ株式会社、株式会社マネーフォワード、Chatwork株式会社、freee株式会社、Sansan株式会社、メトロエンジン株式会社、株式会社クボタなどがあります。また、国際的な企業としてGoogle LLC.も挙げられます。

SaaSの人気ランキングは?

SaaS業界の売上高ランキングは、1位がSansan、2位がサイボウズ、3位がラクス、4位がマネーフォワード、5位がオービックビジネスコンサルタントです。

SaaS なぜ必要?

SaaS導入による期待される効果の1つは、業務の効率化です。従来の方法とは異なり、クラウドにデータを保存するため、どこからでもアクセスして利用できる環境が整います。これにより、業務効率が大幅に向上する可能性があります。さらに、ストレージ容量の心配も不要になるため、グループウェアなどを通じたコミュニケーションが容易になる利点もあります。

SaaSが人気な理由は?

SaaSの利点の一つは、導入が比較的容易であることです。契約手続きさえ完了すればすぐに利用を開始できるため、稼働までの時間が短縮されます。さらに、初期コストを抑えて導入できるため、スモールスタートできるメリットがあり、操作感を確かめながら効率的に導入できます。また、SaaSはデバイスや場所を問わずアクセスが可能であるため、利用者から高い評価を受けています。

SaaSの反対は何ですか?

対義語である「オンプレミス(On-premises)」とは、ベンダーがユーザーにソフトウェアを提供し、一括で対価を受け取る形態を指します。

株式会社メタップスとは?

メタップスは、テクノロジーを駆使して決済やお金の流れに革新的な変化をもたらすことを使命とする企業です。

ビジネスモデルとサービス提供:株式会社メタップスはデジタル決済を中心に、クレジットカード決済、電子マネー、QRコード決済、スマートフォン決済など多岐にわたる決済サービスを提供しています。これにより、オンラインやオフラインでの取引がスムーズに行えます。

テクノロジーの活用:株式会社メタップスは、最新のテクノロジーを積極的に活用し、顧客のニーズに応えるための革新的なサービスを開発しています。AIやビッグデータ解析、セキュリティ技術などが組み合わさって、効率的で安全な決済サービスを提供しています。

アカウントの可視化と管理:株式会社メタップスは、ユーザーアカウントや決済の利用状況を可視化するツールを提供しています。これにより、ユーザーは自身のアカウントや取引履歴を効果的に管理できます。

導入数と普及:メタップスのサービスは幅広い領域で利用されており、その導入数は増加しています。これにより、多くのユーザーが便益を享受しています。

執筆者:

橋爪兼続

ライトハウスコンサルタント代表。2013年海上保安大学校本科第Ⅲ群(情報通信課程)卒業。巡視船主任通信士を歴任し、退職後、大手私鉄の鉄道運行の基幹システムの保守に従事。一般社団法人情報処理安全確保支援士会の前身団体である情報処理安全確保支援士会の発起人。情報処理安全確保支援士(第000049号)。

Admina Magazine ニュースレターの

最新情報を受け取ります。

Admina Magazine ニュースレターの

最新情報を受け取ります。

本記事の内容に誤り等がございましたら、こちらからご連絡ください。

Admina Magazine ニュースレターの

最新情報を受け取ります。

Admina Magazine

ニュースレターの

最新情報を受け取ります。

企業を成長させる情シスチーム推進のための3ステップ

企業を成長させる情シスチーム推進のための3ステップ

企業を成長させる情シスチーム推進のための3ステップ

業務に役立つ資料や記事を見る
Adminaでは様々な情シスのテーマに沿った資料ブログ記事を用意しています。情シスの今知りたい内容をわかりやすく解説し、次に活用できるステップをガイドで整理させていただいています。

動画で他社の事例を学ぶ
無料の情シスコミュニティ「うちの情シス」の動画を閲覧ください。事業会社で働く情シスの現場の実態や課題、解決策などネットでは公開されていないここだけの話を学ぶ事ができます。

記事をシェアする
記事が役に立つと思ったら、Twitter、FacebookまたはLinkedinで共有をお願いします。

マネーフォワード Adminaについて

サービスを知る

サービスを知る

サービス資料にて、まずは基本的な情報をご覧ください。

サービス資料にて、まずは基本的な情報をご覧ください。

サービス資料

個別相談

個別相談

個別相談

30分のオンライン相談会で、課題をヒアリングし、活用方法をご案内します。

オンライン相談会

まず試してみる

まず試してみる

クレジットカード不要で簡単にお試しいただけます。

新規登録

他の記事

他の記事